「前近代日本―アジア関係資料デジタルアーカイブ」を公開
記事投稿日:2025.07.25
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人文科学研究院が附属図書館との協働で構築した「前近代日本―アジア関係資料デジタルアーカイブ」を、本日より公開します。
このデジタルアーカイブは、本学が所蔵する歴史資料のなかから、近代以前(19世紀後半まで)の日本とアジアとの交流、さらにはアジアの海を媒介とした世界との交流を示す資料を抽出して紹介するものです。
機能としては、資料の翻刻テキスト・現代語訳・解説と高精細画像を対照しながら表示することができます。
テキストは、TEI(Text Encoding Initiative)ガイドラインに準拠した形式で作成しているため、各資料に含まれる人名・地名・時間などの情報を手がかりとして、横断的かつ多角的に検索することが可能です。翻刻テキストの一部は、市民協働型の外部プロジェクト「みんなで翻刻 ―翻刻!九州大学の書物たち―」の成果を活用させていただいています。
画像は、附属図書館の「貴重資料デジタルアーカイブ」のIIIF(International Image Interoperability Framework)対応画像を活用しています。
今後、教員・学生の研究成果にもとづくコンテンツを追加していきます。どなたでも気軽に歴史資料へアクセスできるよう工夫することで、歴史学研究だけでなく、歴史教育や自主学習などにも利用されることを期待しています。
なお、本デジタルアーカイブは、大学改革活性化制度(令和6年度)における人文科学研究院の採択計画「「前近代アジア関係資料デジタルアーカイブ」を基盤とするアジア研究・教育の変革―国際日本学・人文社会科学的アジア研究・デジタルヒューマニティーズの融合的推進―」、ならびに文部科学省「オープンアクセス加速化事業」(令和6年度)における本学の採択事業の成果によるものです。











