文学部長・人文科学府長
青木 博史
文学部長・人文科学府長
青木 博史
人文学は、人間が生み出す文化・社会における多様な課題の解決に向け、自ら問い、考究する学問です。文学部および人文科学府では、そのために必要な知識と方法論を学びます。
研究を行うにあたって、我々は少なくとも三度、自分と向き合います。まず、問いを立てる時。その問いは、果たして学術的意義を有した問いと成りうるのか。先人が何をどこまで明らかにしているのか把握し、自分の立ち位置を確認します。次に、論証を進める時。自らの主張に対して、経験的証拠を適切に提示できているか。客観性を有した論理の展開が求められます。そして、成果を発表する時。我々はその研究成果について、言語を用いて示します。言語化するにあたって、自分は書き手(話し手)であると同時に、最初の読み手(聞き手)でもあります。この時、どれだけ厳しい目で自分を見つめられるか―。
自ら問い、考え、言語化する。他者との関わりの中で自らを相対化し、真摯に自分と向き合いましょう。