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会長挨拶

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同窓会の拡がりを願う

文学部同窓会長 倉富 史枝

会報第六十八号をお届けするにあたり、ひとことご挨拶を申し上げます。

度重なる自然災害で厳しい状況におかれた地域、長引く紛争の終息の見通しがつかない海外の地にお住いの同窓会員の方々がおられることと存じます。一日も早く世界中に安寧な日々が訪れることを願います。

まずは、昨年に引き続き、文学部同窓会に会員の皆様からいただいたご寄付に御礼申し上げます。一六名の方から合計で一、一一六、五〇〇円もの多額のご援助をいただいております。匿名の方もおられ、お礼状をお渡しできておりません。この場をかりて心より感謝申し上げます。

この一年の同窓会を振り返りますと、四月の入学式後のオリエンテーションでは、新入生に同窓会の案内をすることができました。コロナ禍が落ち着き対面でのオリエンテーションでの案内も三年目となりました。五月の同窓会役員会では、同窓会の運営体制の変更が承認されました。これまでは、運営業務についてはひとえに学内副会長にご負担をおかけしておりましたが、常任幹事での分担制とすることになりました。これを機会に、会員の皆様のネットワークがより拡がればと願っております。今後、会報の寄稿や総会の講演講師などお願いすることも増えるかと存じます。その折には、なにとぞご協力をお願いします。

九月には、文学部同窓会総会が対面で開催されました。会場は、前年と同じく「旧工学部本館」です。総会終了後に、同窓会奨学会奨学金授与式を行い、優秀研究賞五名を選出し、表彰されました。皆様方が受賞を契機に一層にご発展されることを期待します。総会後の講演会は、文学部の歴史を振り返り世代ごとに代表する同窓生の方々によるリレートークで、会場は暖かい空気に満たされ、その後の懇親会の明るく弾む雰囲気につながりました。今年度から総会運営を担当された会議チーム役員の皆様のご尽力に感謝申し上げます。総会及び授与式についての詳細は後の同窓会活動報告をご覧ください。

十一月には、九大同窓会連合会の総会が開催されました。同窓会名簿のデジタル化に向けた動きやシンガポール同窓会やタイ同窓会、インドネシア同窓会の紹介がありました。同じく一一月には、九州大学法文学部創立百周年記念式典が椎木講堂で開催されました。教育、法、経済学部各同窓会の会長とともに来賓として招かれました。来賓あいさつでは、すでに文学部では二〇〇九年に法文学部八十五周年・文学部六十周年を記念した「はごろもプロジェクト」を実施したことを伝えました。この法文学部創立百周年記念プロジェクトが九大における文系・理系を超えた領域横断的研究の発展に寄与する希望であると祝辞を述べました。

なお、今回の会報の作成にあたって、会報担当チームの皆さんと事務局の板野さんに感謝申し上げます。

最後になりますが、文学部同窓会の皆様のご健勝とご活躍を祈念いたします。

(くらとみ ふみえ 一九八〇年卒業 社会学)

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