人文科学府 歴史空間専攻 広域文明史学 分野 西洋史学 専修 専修科目 (単位数 1) 選択必修科目 対象学年: 対象学部等: |
History of Premodern European Society (Specialized Lecture I)A
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2023 前期 集中 伊都イーストゾーン B102 教室 E/J科目 (日本語, English) |
授業の概要 |
本講義では、近世から近代の転換期にあたる17世紀後半から19世紀半ばを対象とし、海を通じた国際商業のありかたを論じる。 かつて、歴史学研究において周縁的存在とみなされてきた商業史は、グローバル化の進展とグローバル・ヒストリーの隆盛により、注目を浴びるようになった。商業史は、歴史学と経済学の学際的分野として可能性を持つだけでなく、民衆による生活の営み、国家のありかた、国家や帝国の領域を超えたり間隙を縫って生きる人々の存在、戦争の影響、異文化接触など、歴史を理解するうえで重要と考えられる様々なトピックを含んでいる。講義内では、海における商業に着目しつつ、近世ヨーロッパ史を概観する。 (海域に着目するため、ヨーロッパだけでなく、南北アメリカ、アフリカ、アジアも議論の対象となる。) (This lecture course focuses on Commercial History in early modern Europe. Themes of focus include not only the history of trade at sea, Maritime history(naval history, fishery and whaling, sea exploration etc.) but also the concepts of Empire History and Global History.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 近世史 商業史 海域史 世界史 帝国史 グローバル・ヒストリー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
・シラバス公開時点での開講時期は、8月29日〜9月1日を予定しています。
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : スライド資料(電子媒体)。必要があれば、板書や映像史料を用います。 参考書 : 都度、授業中に掲示します。 授業資料 : パワーポイントのアウトラインを配布します。 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 集中講義期間内に、授業内容への質問や何らかの相談がある場合には、授業中や授業前後に受け付けますが、メール(r.takagaki@econ.niigata-u.ac.jp)でも対応します。メールを送る際には、件名に、所属と氏名を記入してください。 授業以外での学習に当たって : ・疑問や不明点を積み残さないために、毎回あるいは毎日の授業後に、授業内容の復習を行なってください(目安:最大30分程度)。 質問がある場合には、遠慮なく行ってください。すぐに解答することができない場合には、翌日以降に解答します。 授業内で、受講生との対話を通じた検討を行う可能性もあります。 ・本講義の核となる部分は、以下の文献を参考にしています。関心のある方は、序章に当たる部分だけでも読んでおくことを推奨します。 秋田茂・桃木至朗編『歴史学のフロンティア 地域から問い直す国民国家史観』大阪大学出版会、2011年。 鈴木英明『東アジア海域から眺望する世界史:ネットワークと海域』明石書店、2019年。 羽田正編『地域史と世界史』ミネルヴァ書房、2016年。 深沢克己編『国際商業』ミネルヴァ書房、2002年。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |