人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学の諸問題・特論 II
Problems of Philosophy (Specialized Lecture II)
講義題目  形而上学と論理学(2)
教授 倉田 剛
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2025 後期
毎週 火曜2限
伊都イーストゾーン A-105 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2025/3/24 (23:12)
授業の概要  形而上学は、哲学の根幹分野として、論理学と密接な関係に立つ。とりわけ現代の分析形而上学は、たんに「論証の学」である論理学を道具として用いるだけでなく、論理学(とくに一階述語論理)の諸概念を前提に議論を行う傾向にある。したがって、分析形而上学における諸議論を理解するためには、論理学に関する基本的な知識を習得する必要がある。
 一方、論理学は哲学から独立した分野であり、それを学ぶために哲学は必要ないと考えられている。それは事実である。しかしながら、今日の標準的な論理学である「古典論理」は、哲学と数学のはざまで仕事をしていた思想家たち(フレーゲ、ラッセル、ホワイトヘッドなど)によって、19世紀の終わりから20世紀の初頭にかけて確立されたこと、また「非古典論理」と呼ばれる現代の様々な論理体系の背景には「哲学的な動機」を見いだしうることも事実である。さらに言えば、「論理的真理」や「論理的帰結」といった論理学の基礎概念をめぐっては、いまなお多くの哲学的論争が行われている。こうした意味において、論理学は哲学と無関係に探求される分野ではない。
 後期に行われるこの講義では、一階述語論理の基本をさらに習得すると同時に、非古典論理のいくつかを概観する。それらと並行して、現代形而上学と論理学の密接なつながりをていねいに論じていく予定である。

(In this lecture in the second semester, we will further master the basics of first-order predicate logic and at the same time give an overview of some non-classical logics. In parallel, the close connection between modern metaphysics and logic will be carefully discussed.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
形而上学と論理学に関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを批判的に検討することができる。 形而上学と論理学関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを自らの言葉で説明できる。 形而上学と論理学関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を理解することができる。 形而上学と論理学関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を理解することが困難である。
G_B-2-1 [修士:知識・理解の深化と統合]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得し、高度に専門的な知識を有機的に総合できる。
哲学者・論理学者たちの思想やその表現に対する批判的考察を通じて、人間と世界を深く理解し、それを自らの言葉で説明できる。 哲学者・論理学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることができ、それを説明できる。 哲学者・論理学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることができる。 哲学者・論理学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることが困難である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 資料(紙媒体または電子媒体)および板書
参考書 : 適宜指定する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 一階述語論理(1)
3 一階述語論理(2)
4 一階述語論理(3)
5 一階述語論理(4)
6 量化の問題とメタ存在論(1)
7 量化の問題とメタ存在論(2)
8 可能世界意味論(1)
9 可能世界意味論(2)
10 可能世界意味論(3)
11 証明論と哲学(1)
12 証明論と哲学(2)
13 高階論理の初歩
14 高階形而上学(1)
15 高階形而上学(2)

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-2-1
[修士:知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付けているが、事前にアポイントメントを取ることが望ましい。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について : 遠慮なくご相談下さい。
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)