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人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野 哲学 専修 専修科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Epistemology (Specialized Lecture I)
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2025 後期 毎週 金曜3限 伊都イーストゾーン B101(100) 教室 M/J科目 (日本語, German) |
| 授業の概要 |
この講義は、19世紀初頭に展開したいわゆるドイツ観念論の哲学を形而上学と認識論との関係という観点から捉え直し、その全体像を描き出すことを目的とする。カントに端を発し、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルらによって提示された哲学は、ライプニッツ=ヴォルフ学派やスピノザに代表される近世形而上学の枠組みと課題を継承しつつも、近代の懐疑主義や自然科学、社会思想の成果と課題を導入し、また古代ギリシャ哲学やキリスト教思想の着想を再導入することによって、伝統的な合理主義的哲学を抜本的に刷新したということができる。その中でも存在と知との連関に着目する本講義では、それぞれの哲学体系の核心を検討するだけでなく、カントの功績、フィヒテのカント受容、フィヒテとシェリングとの対決、ヘーゲルによるシェリング批判、ポストヘーゲル哲学の課題などに関わる諸論点を考察し、ドイツ観念論の可能性と限界を見極めたい。 方法としては、哲学者たちが書き記したテキストを実際に読み、その思考を追跡するというアプローチを採用する。ドイツ観念論の特徴は、常に全体を見据えながら、自己矛盾さえ恐れず、どこまでも一貫させて一つ一つのステップを考え抜こうとするとする点にある。カントやヘーゲルらの哲学体系は、西洋哲学史の中でも屈指の難解さで知られるものの、彼らが抱えていた課題を押さえた上で、その思考の緻密な論理を丁寧に追い掛ければ、少なくともその要点を理解することは十分可能だと思われる。無論、その先にあるのは、「絶対的」な哲学を手放しに礼賛することでもなければ、個別的な論点を中途半端に考察して揚げ足を取ることでもない。形而上学や認識論を成り立たせている根幹を原理的に吟味しつつ、事柄に即して体系的に展開する知的態度を学ぶことが肝要である。 (This lecture examines the philosophical systems of German Idealism in terms of the relationship between metaphysics and epistemology. Subjects include a focus on achievements of Kant's transcendental philosophy, controversy between Fichte and Schelling, and development of Hegel's speculative philosophy. This class aims to offer an overview of the basic perspectives of possibility and limitation of human ability of knowing in German Idealism.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 特記事項 |
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 到達目標 |
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 授業方法 |
テキスト : 板書、レジュメ(電子媒体) ※必要な人にのみ、紙媒体のレジュメを配布する予定です。 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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| 成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 「小テスト」と表示されているものは、実際には「リアクションペーパー」です。概念や思想についての理解の正確性、テキスト解釈の的確さとともに、自ら問題を見出し批判的に吟味する姿勢を評価します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 学習相談 |
学習相談 : 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||