文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
西洋古典学講義 II
Occidental Classics (Lecture II)
講義題目  ヘシオドス叙事詩『神統記』『仕事と日』の作品論および受容研究
国際基督教大学教養学部 教授 佐野 好則
科目ナンバリングコード: LET-HUM3092J
講義コード:
2025 後期
集中
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2025/2/14 (15:47)
授業の概要 古代ギリシア叙事詩人ヘシオドスによる『神統記』と『仕事と日』の作品論および、これらの叙事詩の後代における受容を主な検討対象とする。オリエント文学および旧約聖書の創世神話、ホメロス叙事詩を背景として視野に入れつつ、『神統記』および『仕事と日』における大地ガイアの役割に注目する。後代における受容については、これら両叙事詩において叙述されるプロメテウス神話と、ギリシア悲劇『縛られたプロメテウス』との比較、ギリシア・ローマ美術におけるプロメテウス神話の描写との比較、さらにはドイツ文学や英文学におけるプロメテウス神話の受容も含めて検討する。これらの作品の日本語訳を主なテキストとし、適宜原語を紹介する。担当教員による講義と参加者全員を含むディスカッション形式の演習により、テキストの内容について多角的に検討する。

(Hesiod's epic poems, Theogony and Works & Days will be examined, and their later reception will be discussed. Creation myth in ancient Oriental literature and the Old Testament, and Homeric epics will be considered as backgrounds. The role of the Earth (Gaia) in Hesiod's epics will be closely examined. As for the later reception, Aeschylus's Prometheus Bound, pictorial depictions of Prometheus in Greek and Roman art and in modern European art, representation of Prometheus in German literature and English literature will be discussed. The above mentioned literary works and visual arts will be examined through the lecture and through discussions by all the participants from various perspectives.)
キーワード : 西洋古典文学、叙事詩、受容研究、ヨーロッパ文学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義(開講日程は11/10より11/14)
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を非常に高度に身につけ、人文学固有の思考や方法をきわめて明瞭に説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を高度に身につけ、人文学固有の思考や方法を明瞭に説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識をある程度身につけ、人文学固有の思考や方法をある程度説明できる。 人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明することができていない。
U_B-3c [文学コース固有の課題]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、それを説明できる。
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への非常に高度な理解もち、それをきわめて明瞭に説明できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への高度な理解を持ち、それを明瞭に説明できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在へのある程度の理解を持ち、それをある程度説明できる。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を持ち、それを説明することができていない。
U_C-1-1 [文献分析力]
専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
専門分野の基本文献を高度に正確に解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献を解釈、分析することができていない。
U_C-1-2 [研究手法]
専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
専門分野に固有の問題設定および研究手法を非常に高度に身に付けて、必要な文献をきわめて正確に解釈することができる。 専門分野に固有の問題設定および研究手法を高度に身に付けて、必要な文献を正確に解釈することができる。 専門分野に固有の問題設定および研究手法を身に付けて、必要な文献を解釈することができる。 専門分野に固有の問題設定および研究手法を身に付けて、必要な文献を解釈することができていない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。
専門分野固有の思考方法、研究手法を非常に高度に獲得し、知識を有機的に総合し、きわめて優れた論文を作成することができる。 専門分野固有の思考方法、研究手法を高度に獲得し、知識を有機的に総合し、優れた論文を作成することができる。 専門分野固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。 専門分野固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができていない。
U_C-2-2 [独創性]
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示しながら、論文を作成することができる。
新たな視点から非常に意義深い問題提起を行い、それを解決するための方法を提示しながら、きわめて優れた論文を作成することができる。 新たな視点から意義深い問題提起を行い、それを解決するための方法を提示しながら、優れた論文を作成することができる。 新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示しながら、論文を作成することができる。 新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示しながら、論文を作成することができていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ヘシオドス『神統記』および『仕事と日』、アイスキュロス『縛られたプロメテウス』等(プリント配布)
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 『神統記』・『仕事と日』の作品論および受容研究に関する全般的導入 『神統記』・『仕事と日』のテキストの全体的な読解
2 ヘシオドス叙事詩の背景としての古代オリエント文学および旧約聖書における創世物語、ホメロス叙事詩 演習 古代オリエント文学および旧約聖書の関連個所の精読
3 『神統記』における原初からウラノスの時代まで、大地ガイアの役割 演習 『神統記』の関連個所の精読
4 『神統記』におけるウラノスからクロノスへの交代、大地ガイアの役割 演習 『神統記』の関連個所の精読
5 『神統記』におけるタイタン族とオリュンポスの神々の戦い、大地ガイアの役割 演習 『神統記』の関連個所の精読
6 『神統記』におけるテュポエウスによるゼウスへの挑戦、大地ガイアの役割 演習 『神統記』の関連個所の精読
7 『神統記』におけるゼウスの支配の特徴、正義(ディケー) 演習 『神統記』の関連個所の精読
8 『仕事と日』における正義(ディケー)と大地 演習 『仕事と日』の関連個所の精読
9 『神統記』と『仕事と日』におけるプロメテウス物語 演習 『神統記』と『仕事と日』におけるプロメテウス物語の精読
10 アイスキュロス『縛られたプロメテウス』とヘシオドス叙事詩との比較 演習 アイスキュロス『縛られたプロメテウス』の精読
11 古代ギリシア・ローマ美術におけるプロメテウス物語の描写 演習 古代ギリシア・ローマ美術におけるプロメテウス物語の描写についての考察
12 近代ヨーロッパ美術におけるプロメテウス物語の受容 演習 近代ヨーロッパ美術におけるプロメテウス物語の描写についての考察
13 ドイツ文学におけるプロメテウス神話の受容 演習 ゲーテ『プロメートイス』の精読
14 英文学におけるプロメテウス神話の受容 演習 シェリー『解放されたプロミーシュース』の精読
15 『神統記』・『仕事と日』の作品論および受容研究に関する総括 演習 『神統記』・『仕事と日』およびそれらの受容作品の全般的読解

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-3c
[文学コース固有の課題]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-1-2
[研究手法]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
U_C-2-2
[独創性]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 50%
レポート 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)