文学部 人文学科 人間科学コース 心理学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 学部2年 学部3年 学部4年 対象学部等: |
Lifespan Development III
|
科目ナンバリングコード: 講義コード: 2024 前期 毎週 木曜5限 伊都イーストゾーン 教室 E/J科目 (日本語, English) |
授業の概要 |
心理学的な対人援助の実際について、プライバシーや人権への配慮や共感性などの臨床感覚を身につけるとともに心理学的支援の基礎を学ぶ。代表的な心理療法、並びにカウンセリングの概念や意義、適応と限界を理解したうえで、集団への適応、支援者へのコンサルテーション、心の健康教育など、幅広いニーズに柔軟に対応できる支援法の実践について考える力を養う。医療機関で心理療法の実践経験を持つ教員が、心理学的支援に関する講義をおこなう。 心理療法・カウンセリングを幅広く学ぶ授業です。力動的心理療法や人間性心理学のアプローチについて取り扱われている授業がありますので、本授業ではそれらの基本的な心理療法(3代心理療法 精神分析療法、クライエント中心療法、行動療法)について触れながらも、解決志向アプローチ(ブリーフセラピー)や認知療法などの戦略的心理療法や九州大学を中心に展開した体験治療論(催眠法、イメージ法、動作法)の臨床実践を中心に行います。 受講生の関心や学習達成度を確認しながら、面接場面のロールプレイングなど実践的な演習も取り入れる予定です。 ( In this lecture, I would like to introduce the principles of counseling, and basic orientations of psychotherapy, including Psychoanalysis, Behavioral Therapy, Client-centered Therapy, etc. You will go to learn and discuss the theories of counseling, integrated or eclectic therapies, counseling structure, etc. ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : カウンセリング、心理療法、生涯発達支援、心の健康教育、コミュニケーション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 基幹教育において「心理学入門」を履修していること(心理学・臨床心理学に関する基礎的知識を有することが望ましい)。 心理学的支援法は公認心理師カリキュラムにおいて特に重要な内容となります。心理支援・心理療法・カウンセリングについての実践的な理解を目指して、教科書や各自、臨床心理学に関する文献や論文などの資料を収集しながらレポートに取り組むため、受講生には主体的な学習が求められます。 上記の条件を満たせば、公認心理師、臨床心理士になることを目指さない学生の受講も可能です。 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
授業計画は上記に記載した通りですが、受講生の臨床心理学・心理療法についての理解の程度、学習状況を考慮しながら変更する可能性があることをご了承ください。各回の授業で取り扱うテキストの章を記載していますが、90分内にすべてに触れることは難しいので、予習復習での皆さんのテキスト読解が重要になります。授業では教科書に記載された内容についての基本的理解があるという前提で、複数の心理療法の特性を比較的に論じたり、臨床実践に関する配慮や留意点などを解説する予定です。 本教科書を用いた授業が、他教員によって開講されています。今回の授業では、担当教員の専門性から、認知行動療法、ブリーフセラピー・解決志向アプローチ、催眠療法、臨床動作法、心理劇を中心に取り扱います。
教職 : 資格 : 認定心理士 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 基礎から学ぶ心理療法 ナカニシヤ出版 矢澤美香子編 ※生協書籍部に20部ほど注文しています。授業開始までにはやめに準備してください。 心理療法に関してバランスよく記載された教科書です。大学院での臨床心理士、公認心理師の資格試験に向けた学習にも使用できる教科書だと思います。 他の授業でも教科書として指定されることもありますので、臨床心理学や心理療法に関心がある方は持っておくと良い本だと思います。 参考書 : その都度、授業内で案内します 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業に関する相談は授業後、あるいはメールにて相談してください。ただし、あくまでの臨床心理学や心理療法の理論、方法、実践に関する内容に限定します。 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |