文学部 人文学科 人間科学コース 心理学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
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科目ナンバリングコード: 講義コード: 2024 前期 集中 伊都イーストゾーン 教室 E/J科目 (日本語, English) |
授業の概要 |
法務省や家庭裁判所,警察などのさまざまな刑事司法機関において,多くの心理職が専門的業務に従事している。また近年,司法・犯罪心理学の分野では,裁判員制度や取調べの可視化の導入,客観性の高いポリグラフ検査や犯罪者プロファイリングの実施,実効性の高い再犯防止プログラムの実施とその効果測定などが求められており,高い専門性を備えた心理職の重要性に対する理解が進み,その活躍の場が広がりつつある。 本講義では,警察の科学捜査研究所において検査・鑑定等に従事してきた担当教員の経験を活かし,公認心理師として必要な司法・犯罪心理学に関する事柄,すなわち(1)犯罪・非行,犯罪被害及び家事事件,並びに(2)司法・犯罪分野における諸問題解決に向けた心理支援などに関する基本的な知識の習得と理解を目指す。 (This course provides an overview of the basic theories, concepts, and terms regarding with forensic and criminal psychology to need for acquiring a licensed psychologist.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
〇8月中旬から8月下旬の期間内に集中講義として開講予定。 〇犯罪事象を扱うため,授業では一部不快な内容を伴うこともある。 〇講義資料はMoodleにアップするので受講者は事前に出力し講義時に持参すること。なお,講義資料は頁数が多い。印刷時には1枚の用紙に複数枚印刷する割り付け印刷を行うなど各自工夫すること。 〇成績評価は主にMoodle上の小テストで行う。受験期間内に必ず受験すること。受験し忘れに対する寛容な措置は原則行わない。
教職 : 教職(公民) 資格 : 認定心理士 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : テキストは使用しない。Moodleを通じてスライド資料(PDF)を配布する。 参考書 : 「司法・犯罪心理学」(岡本吉生編)(ISBN: 978-4866160696) 「司法・犯罪心理学入門 捜査場面を踏まえた理論と実務」(桐生正幸・板山昂・入山茂編)(ISBN: 978-4571250538) 「犯罪心理学」(大渕憲一著)(ISBN:978-4563058838) 「非行・犯罪心理学――学際的視座からの犯罪理解」(松浦直己) (ISBN: 978-4750341880) 「犯罪心理学事典」(日本犯罪心理学会 編)(ISBN:978-4621089552) 「テキスト 司法犯罪心理学」(越智啓太・桐生正幸編著)(ISBN:978-4762829758) 「Progress &Application 犯罪心理学」(越智啓太著)(ISBN:978-781912998) 「テロリズムの心理学」越智啓太著)(ISBN: 978-4414416602) 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 小テストについては,Moodle上で教材ごとに小テスト(10問〜20問)を実施する。この授業では5回程度実施する予定である。出題形式は,選択問題,正誤判断問題や記述問題などである。成績は90点満点で点数化する。具体的には,90点を小テストの実施回数で除した値に(もし5回小テストを実施したのであれば18点となる),正答率を乗じた値を小テストごとに算出し,その合計値を小テストの成績とする。評価基準については,授業で解説した用語や知見を理解できているか,またそれらが知識として定着しているかを基準にして評価する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業終了後に10分間ほど教室に待機していますので,その間に学習相談を受け付けます。またE-mail(oue@fukuoka-u.ac.jp)などもご活用下さい。 授業以外での学習に当たって : 1.受講者はMoodle上にアップロードした講義資料を予めダウンロード・出力し,予習しておくこと(60分)。 2.重要な箇所については講義中に強調して説明する。そのような箇所は重点的に復習しておくこと(60分)。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |