文学部 人文学科 人間科学コース
言語学・応用言語学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
言語学・応用言語学講義 XXB
Linguistics and Applied Linguistics (Lecture XX)B
講義題目  形式意味論の基礎と応用
立命館大学法学部 教授 藏藤 健雄
科目ナンバリングコード: LET-HUM2730J
講義コード:
2024 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/10/27 (11:18)
授業の概要 いかなる言語理論においても、言語事実に対する理解の深まりと理論自体の先進化は常に表裏一体である。この講義では、形式意味論のアプローチを用いてどのような言語現象がどのように分析され、どのような知見が得られたのかを、具体的なトピックをもちいて解説する。まずは構成性およびタイプ理論を含む基礎的概念から始めて、イベント、モダリティ、疑問文、談話について概説する。その後、名詞句の不定性と複数性についてやや詳しく議論する。

(The aims of this class are two-fold; one is to enable students to understand the basic concepts and tools of formal semantics such as compositionality and type theory, and the other is to overview how the data have been analyzed in the realms of event, modality, questions, and contexts. We will also discuss indefiniteness and plurality. )
キーワード : 形式意味論
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
基礎的概念を理解した上で、形式的な記号操作を行うことができる。また、現象を分析し、自分なりの見解を示すことができる。 基礎的概念を理解した上で、形式的な記号操作を行い、ある程度の分析を行うことができる。 基礎的概念を理解した上で、形式的な記号操作ができる。 基礎概念を大まかに理解している。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 事前配布のレジュメをもとに、授業担当者が解説を行います。適宜、学生に質問をし、学生の理解を確認しながら授業を進めます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : レジュメ(紙媒体)
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 命題論理・述語論理
2 タイプと構成性の原理
3 イベント意味論
4 内包性
5 疑問文
6 動的意味論 (i)
7 動的意味論 (ii)
8 不定名詞句の意味論:選択関数/スコーレム関数分析
9 不定名詞句の意味論:代替意味論と総記化
10 不定名詞句の意味論:空項の不定名詞句分析 (i)
11 不定名詞句の意味論:空項の不定名詞句分析 (ii)
12 複数性の意味論:量化と複数性
13 複数性の意味論:述語の分類
14 複数性の意味論:「も」の意味論 (i)
15 複数性の意味論:「も」の意味論 (ii)

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)