文学部 人文学科 歴史学コース
日本史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本史学講義 XVIIIB
Japanese History (Lecture XVIII)B
講義題目  鎌倉幕府の九州支配と荘園制・地域社会
埼玉大学学術院・教育学部 教授 清水 亮
科目ナンバリングコード: LET-HUM3319J
講義コード:
2024 前期
集中
伊都イーストゾーン 別途、掲示 教室
M/J科目 (日本語, 古典日本語)
更新情報 : 2024/7/30 (00:53)
授業の概要 ・日本中世史および中世史料に関して概論する。
・鎌倉幕府の九州支配と荘園制・地域社会の関係を概論する。
・荘園制・鎌倉幕府支配のあり方をふまえて九州の地域区分を示し、各地域、特に九州北部・西部の状況を、史料に即して詳論する。

(This course provides an overview of the Kamakura Shogunate's control of Kyushu and its relationship with the manor system and local community, linking it to the Shogunate's political history and the Mongol invasion.)
キーワード : 地域区分、東国御家人、荘園制、地域社会、モンゴル襲来
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 基礎的な漢文訓読法(高等学校までの学修事項など)
特記事項 日本史学講義 XVIIIA(前期・集中 )と日本史学講義 XVIIIB(前期・集中 )を連続して受講すること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
史料を的確に読解し、批判することができる。 史料を的確に読解することができる。 史料を概ね読解することができる。 史料を読解できていない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
それぞれの専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。
モンゴル襲来以降における鎌倉幕府の九州支配のあり方を、荘園制・地域社会と関連づけて理解・説明できる。さらに南北朝期以降の九州を視野に入れて考察できる。 モンゴル襲来以降における鎌倉幕府の九州支配のあり方を、荘園制・地域社会と関連づけて十分に理解・説明できる。 モンゴル襲来以降における鎌倉幕府の九州支配のあり方を、荘園制・地域社会と関連づけて概ね理解・説明できる。 モンゴル襲来以降における鎌倉幕府の九州支配のあり方を、荘園制・地域社会と関連づけて理解・説明できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(および板書)を主とし、履修者との問答を随時取り入れ、関連する知識と思考を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 配布資料(履修者数により紙媒体のみか、スライド資料を加えるかを判断する)
参考書 : 大庭康時・佐伯弘次・坪根伸也編『武士の拠点 鎌倉・室町時代 九州の中世2』(高志書院、2020年)|荘園史研究会編『荘園史研究ハンドブック 増補新版』(吉川弘文館、2024年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 モンゴル襲来と九州の政治・経済
2 モンゴル接触以後の筑前・肥前
3 モンゴル襲来以後の薩摩・大隅
4 13世紀末〜14世紀初頭の鎌倉幕府政治史と九州の御家人制・荘園制
5 鎮西探題の九州統治と東国御家人・西国御家人
6 鎮西探題の滅亡と九州の諸勢力
7 鎌倉幕府滅亡後の九州武士たち−九州の地域区分と領主一揆−
8 まとめ−中世後期への展望、他地域との比較−

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業の休み時間等に質問を受け付ける。

授業以外での学習に当たって : 授業中に提示する参考文献を適宜読む。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)