文学部 人文学科 哲学コース 中国哲学史 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
History of Chinese Philosophy (Seminar I)
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科目ナンバリングコード: LET-HUM3231J 講義コード: 2024 前期 毎週 木曜4限 伊都イーストゾーン 教室 M/J科目 (日本語, 古典漢文) |
授業の概要 |
『荘子』は『老子』とならぶ道家を代表する書物である。もとは50篇を超える膨大な著作だったが、現在は魏晋時代の郭象が編纂した33篇が通行している。『荘子』の作者は荘子、本名は荘周。老子を受け継ぐ、重要な道家思想家の一人である。文章が得意で広く物事に通じ、鋭い風刺の寓話で儒家や墨家などを批判した。 「聞いた話では、楚の国には死んで三千年にもなる霊験あらたかな占い用の亀の甲羅があって、楚王は大切に保管されているとか、しかし、この亀の身になって考えれば、殺されて王様に大切されることを望むであろうか。それとも、泥にまみれながら長生きして自由に遊びまわることを望むであろうか」。このエピソードからわかるのは、荘子の哲学は「自由に生きること」にある。 本授業は注釈を通して中国の古典を学ぶものである。原典を中心に、文献の講読を重視する方法を採用している。注釈を通して中国の古典を読む手法を身につければ、儒教の経典のみならず、他の思想の古典に対しても広く応用できる。中国の思想について、文献講読を通じて理解したい人に向く演習である。 この授業はオンデマンド型です。 授業の動画のURLや配布資料などは、すべてmoodleに記します。 moodleでこの授業のコース「2024年度前期・木4・中国哲学史演習T」を、コース登録してください。 (In this seminar, students will continue to develop their knowledge and reading skills in Chinese classic texts. Students need to prepare resumes on Zhuangzi for their presentations.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
教職 : 教職(国語) 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 『荘子』 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 随時Moodleにて受付 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |