文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年: 2年生以上
対象学部等:
人文学 B-2
The Humanities B-2
講義題目  哲学と歴史学から「行為」を考える
教授
教授
森平雅彦
倉田剛
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2026 冬クォータ
毎週 水曜2限
伊都イーストゾーン B-112 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2026/3/9 (13:41)
授業の概要 この授業では、「ふるまう」をキーワードに歴史学と哲学の議論を交差させる。具体的には、ある「主体」の他者関係における「行為」(action)の選択を素材とし、とりわけ集団的なものを「主体」として語るケースに注目する。国家、国民・民族、自治体、会社、学校、地域社会など、様々な集団ないし機構を行為主体として語る話法は、私たちが日常的によく目にし、何気なく使うものである。
まず前半の授業では歴史学(森平)から、朝鮮前近代史上の具体的な国際関係をとりあげ、王朝国家が周辺諸国に対してとった態度と施策、および構築された関係の特徴を紹介する。朝鮮歴代王朝の対外姿勢は、大陸の大国の存在に規定されて受動的な印象をもたれやすいが、一筋縄ではいかない複雑さをみてもらいたい。しかし一方で、歴史学における国家を主語とする語りは、外在する過去の痕跡としての史料に依拠する方法的制約にも関係しつつ、根本的な問題性をはらんでいることに注意を喚起する。
そのことをふまえつつ、後半の授業では哲学(倉田)から、「ゲーム理論(合理的選択理論)」における「行為者」をめぐる諸問題をとりあげる。具体的には、「協力はいかにして可能か」をめぐるこれまでの議論を批判的に検討するとともに、ゲーム理論における「行為者」の設定、とりわけ集団的なものを行為主体として設定することの問題を、「集団が行為するとはいかなることなのか」という問いとして掘り下げてみたい。
以上を通じて、人文学において経験的観察(実際に何があったのか)と思弁的理論(どのように考えることができるのか)を架橋する意義について思索を深めてもらいたい。

(This lecture course provides an overview of the humanities from the perspective of human behavior in history and philosophy.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
⼈⽂学の異なるディシプリンを横断的に捉えて思考することが高い水準でできる。 ⼈⽂学の異なるディシプリンを横断的に捉えて思考することができる。 ⼈⽂学の異なるディシプリンを横断的に捉えて思考することが概ねできる。 ⼈⽂学の異なるディシプリンを横断的に捉えて思考することが十分にできない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 使用しません。
参考文献は授業のなかで紹介します。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 第1回 ガイダンス
2 第2回 歴史学から(1)
3 第3回 歴史学から(2)
4 第4回 歴史学から(3)
5 第5回 哲学から(1)
6 第6回 哲学から(2)
7 第7回 哲学から(3)

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト 40点:各授業回でのコメント(第2回以降)
レポート 60点:期末レポート(コメント未提出3回でレポート提出資格を失います)

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)