|
文学部 人文学科 文学コース 国語学・国文学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
Japanese Linguistics (Seminar IV)
|
科目ナンバリングコード: LET-HUM3516J 講義コード: 2026 後期 毎週 火曜3限 伊都イーストゾーン 国文演 教室 M/J科目 (日本語, 古典日本語) |
| 授業の概要 |
九州大学附属図書館春日政治・和男文庫(春日文庫)には、「中院本万葉集」と称される二十冊の萬葉集が蔵されており、九大コレクションで画像も公開されている(各自検索を試みてほしい)。元禄四年(一六九一)玉井定時による書写、良恕法親王手沢本の転写本である(春日政治「書蠹閑話」に記述あり)。『校本萬葉集』には収載されていないが、近年、この本の重要性が川上一氏によって指摘され、学界に紹介された。本演習ではこれを底本として、萬葉集歌の読解とその言語の解析を行う。受講生は、各自一首ずつ和歌を担当し、以下の5点について発表する。1)『校本萬葉集』に基づき、萬葉集成立当時の本文および訓読を復原する(研究対象の確定)。2)歌学書や古注釈書で当該歌がどのように現れるかを調査し、前近代における受容・享受のありかたを素描する。3)近代以降の主要な注釈書によって最近の研究史を通覧し、解釈上の問題の所在を確認する。4)語句や語法文法事項について、萬葉集内部の調査と同時代文献の調査から、自力で語釈を行う。5)萬葉集成立当時の理解に限りなく近いと考えられる現代語訳を示す。以上の過程で、たとえば当該歌に用いられた語句や語法文法事項について、共時的あるいは通時的な観点から問題を設定し、先行研究をふまえて分析を行うこと、あるいは当該歌に用いられた歌語の表現論的研究、または当該歌の詠者に関する歌人論・作家論を展開することも可能だろう。語学と文学を区別せず、その両者にわたる思索を重視する。 なお、底本の実見は前期「国語学演習V」にて、4月中に行う。「国語学演習V」に出席しておくこと。 (Each student will select one poem from Manyoshu and present about it in light of the linguistic findings.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
キーワード : 萬葉集、上代日本語、上代日本文学 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
履修条件 : 履修に必要な知識・能力 : 大学入試レベルの古典日本語の読解力を有すること。文学分野・語学分野問わず、国語学国文学の研究領域に関わる基礎的知識を有すること。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 特記事項 |
教職 : 教職(国語) 資格 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 到達目標 |
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 授業方法 |
テキスト : 以下に示す参考書でなくてもよいので、萬葉集の漢字原文を即座に参照できるような本(電子版でもよいが、ジャパンナレッジは推奨しない)を用意すること。 参考書 : 井手至・毛利正守『新校注萬葉集』和泉書院 坂本信幸・毛利正守『万葉事始』和泉書院 上代語や上代文学を専門にしたいと考える者は、2冊とも購入しておくとよい。 授業資料 : 各自、レジュメを作成し、印刷・配布を求める。 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 学習相談 |
学習相談 : 発表に向けての相談に応じる。メールで連絡をすること。 授業以外での学習に当たって : 発表には2週間〜1か月程度の準備期間を必要とする。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||