文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
近現代哲学講義 II
Modern Philosophy (Lecture II)
講義題目  意味概念の形成と展開:検証主義的な意味理論の観点から
准教授 葛谷 潤
科目ナンバリングコード: LET-HUM2122J
講義コード:
2026 前期
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン E-112 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2026/4/10 (16:35)
授業の概要  「ことばの働き」や「ことばにおいて理解される内容」を基本義とする「意味」の概念は、19世紀末以降、少なくとも分析哲学と現象学の二つの伝統において、理論的な中心概念として集中的に研究された。多くの哲学者が、世界や心をめぐるさまざまな哲学的問題に取り組むうえで、「意味」について考えを深めることが重要な手掛かりになると考えた。場合によっては、意味に関する哲学的説明こそ、他の哲学的問題を解決するためにまずもって着手されるべき、最も重要な哲学的課題だと考えられることもあった。この意味で、20世紀の哲学は「意味」を中心に回っていたと言っても、過言ではないかもしれない。
 では、19世紀末以降、「意味」の概念がなぜそれほどまでに哲学的に重要だと考えられたのか。そこで扱われる「意味」の概念はそれ以前の意味概念に比べてどこがどう異なり、どのように研究が進められたのか。このようなことについてある程度筋の通った把握を得ることは、意味概念を重要視する20世紀の哲学理論を(そして、それに影響を受けた現代の理論を)学ぶ上で、一つ重要な手掛かりとなるだろう。本講義では、主にG・フレーゲ、E・フッサール、M・ダメットといった哲学者の議論を確認しつつ、19世紀末以降の意味概念の形成と展開の一系譜を、主に検証主義的な意味理論の背景と内実を考察することを通じて跡づけ、その筋道だった理解を得ることを目指す。

((This lecture course is designed to introduce students to theory of meaning in 20th century, especially verificationist theory.))
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
20世紀の意味理論、とりわけ検証主義的な意味理論の背景や枠組みを理解し、それを批判的に検討できる。 20世紀の意味理論、とりわけ検証主義的な意味理論の背景や枠組みを理解し、それを自分の言葉で説明できる。 20世紀の意味理論、とりわけ検証主義的な意味理論の背景や枠組みを理解している。 20世紀の意味理論、とりわけ検証主義的な意味理論の背景や枠組みを理解するのが困難である。
U_B-3a [哲学コース固有の課題]
過去の思想やその表現に対する批判的考察を通じて、人間存在を深く理解し、それを説明できる。
意味についての理論と形而上学の間の関係に関して、前者を先行させる背景や枠組みを理解し、それを批判的に検討できる。 意味についての理論と形而上学の間の関係に関して、前者を先行させる背景や枠組みを理解し、それを自分の言葉で説明できる。 意味についての理論と形而上学の間の関係に関して、前者を専攻させる背景や枠組みを理解できる。 意味についての理論と形而上学の間の関係に関して、前者を専攻させる背景や枠組みを理解することが困難である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府歴史空間論専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻・カリキュラムマップ(2025年度版)
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ハンドアウト(紙媒体)ないしスライド資料(電子媒体)
参考書 : 授業中に適宜指定する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 意味の観念説と心理学主義批判(1)
3 意味の観念説と心理学主義批判(2)
4 意味の観念説と心理学主義批判(3)
5 意味の観念説と心理学主義批判(4)
6 意味の神話とその克服(1)
7 意味の神話とその克服(2)
8 意味の神話とその克服(3)
9 意味の神話とその克服(4)
10 意味の神話とその克服(5)
11 意味の理論は形而上学を尽くすのか?(1)
12 意味の理論は形而上学を尽くすのか?(2)
13 意味の理論は形而上学を尽くすのか?(3)
14 意味の理論は形而上学を尽くすのか?(4)
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_B-3a
[哲学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 100%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付けているが、事前にアポイントメントをとることが望ましい。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)